「粋塾」公式ブログ
【 暴れる→警察を呼ぶ→精神病院へ行くケースがけっこう多い。 ~家庭内暴力の行く末・記憶から消えない保護室。~】
こんにちは。
引きこもり ニート 不登校 家庭内暴力全寮制 自立支援施設 いきかたみなおすところ ~粋塾(イキジュク)~ 泰山 理沙です。
反響が大きかったので個人で投稿したものをシェアします。
この投稿を載せても大丈夫か?と確認をしたところ…
今携わってくれている熊本校の塾長:河原田さんからこんな風にLINEが来ました。
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載せて大丈夫ですよ!
今の〇〇は、怒られても
何言われても
それが自分の為に言ってくれていることなんだって
解釈できる様になってますよ!
※なぜ彼が変われたのかはこちらのブログをご覧ください。
カウンセリングからコーチング 『引きこもり 不登校 家庭内暴力装置や親子関係の自立支援粋塾』 | 引きこもりや不登校 前科者や問題児などの自立支援センター 氷室優の ひむろぐ 日記 (ameblo.jp)
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現在暴れている、どうしていいかわからない。
お困りの方は
フリーダイヤル 0120-020-640までお電話ください。
〇〇は、
仕事の上でも
うちの家族のなかでも
居てくれないと
困るくらいの存在だなって
思います。
これは僕らが凄い訳ではなく
〇〇自身が変わりたくて
変わったんだと思ってます。
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との事です。
そうです、実は愛知校にいましたが色々ありまして…
熊本校へ転校した彼だったのでした。
———————–(以下、私の個人投稿より)—————————————–
【 暴れる→警察を呼ぶ→精神病院へ行くケースがけっこう多い。 ~家庭内暴力の行く末・記憶から消えない保護室。~】
※超長文。まとまりないですが伝えたい出来事です。
*
とある日。とある若者が暴れ…
警察を呼ばれ、精神病院に入り、再引っ張り出し…迎えに行きました。
暴れているので、静める方法もなく…
どうする事もできず家族や周りの人に危険が及ぶ可能性もあるために家に入れる事も拒まれ、致し方なく警察を呼ばれる…。(過去何度も家で暴れていたので家に入れてもらえませんでした)
警察では事件ではないのでどうする事もできず…
暴れたという事もあり、過去に何度か入っていた精神病院に入れられてしまったのです…。
精神病院からは、「もう病気ではないので早く退院して欲しい」と言われてしまい、親御さんから粋塾に助けを求められたという訳でした…。
*
そんな若者の引っ張り出し、
というよりお迎えに、先日行って来ました。
メンタルケアの病院ですが、何故か通されるのはナースステーションの中から通る中側にある部屋でした…。
前は通常の病院と同じような病室に入院していたはずなのに、なんで?。。。
歩いて行くとカラオケBOXのような小窓が並ぶ通り。
中からは、身体が縦や横に揺れ動きながら目の焦点が合わない感じの方が、久しぶりの何者かを物珍しそうにこちらを見ていた。
そして更に奥の部屋へ連れて行かれると、1枚目の写真のような檻チックな柱のある側へたどりつきました。
個室などで2人で話せると思い込んでいたので、同じ空間にさえ行けない事に軽くショックな気持ちを抱きました。
部屋の中は、2枚目の写真のような感じ。
独房ってこういう感じなのかな?と思いつつ、中の様子を目に焼き付ける。
ご飯は鉄格子の下側の扉から入れられるようでした。
部屋の中にある物は布団のみ。スマホや本もなし。
トイレは壁もなく床の上にそのまま平行線にある和式便器。
隠す事も許されず、するのか。。。。
*
隣の方は布団上で回るく寝転がっていました。
会いに行った彼は、壁に寄りかかり布団の上に座ったまんま目は開いてはいましたが、一点を見つめボォ~~~…としていました。
若者に声をかけました。
が、
おそらくキツイ薬の副作用なのか?朦朧としている状態で会話不可能…。
泥酔している人の会話のような喋り具合。
私が誰なのかはわかってる様子でした。
でも、もはや正常の会話はできない状態でした。
*
ボスと角さんと相談し、
もう無理にでも連行するしかない…
という事で医師たちと私達3人で保護室から出し…車へ詰め込む事に。
細い体ながらにとっても暴れました。
医師たちも病院に戻られたら困るという事で必死でしたし
「〇〇さん、もう病院にいれないんです!」とハッキリ言っていました。
すったもんだがありながらもどうにか車に乗せ、窓から這い出ようとしたのを阻止しました。
途中信号停止時にもまた窓から這い出ようとした事もありましたが、引っ張り入れました。
しばらくして外には出れない事をわかったようで、観念したのかおとなしく車に乗っていた。
*
そして今度は、某県へ移動するため空港へ。
空港の駐車場に着いてからは、車内での説得が始まりました。
病院での続きで、私と角さんが彼と話すことを任されました。
何を言っても舌打ちをし文句を言っているし、食べ物も飲み物もいらないと言っている。
ですが粘り強く2人で、オートホイミ作戦を目くばせして決行。
彼の味方である事・彼を傷つけた人を怒る・彼の本当は良いところがあるという話をひたすら続けていました。
「病院のあんな部屋にいたらあかん」
「人間らしく生活していくべき人間だよ」
「人間としてちゃんと大切に扱われないとだめだ」
「あの病室で慣れちゃうなんてダメだよ」
「〇〇のこと、ちゃんとわかっているよ」
「〇〇のこと、こうさせちゃった奴、まじで許せない」等…
もはや聞いてるかも不明なまま、2人で目くばせをしてずっと彼の事を褒めて認めて大切だという事を勝手にしゃべっていました。
*
そうすると…どうでしょう。
ふと、何回目かのトライで飲み物を渡そうとしたら
やっと飲み物を受け取りました。
少しだけ指先が触れましたが、ちょっとだけ時間が長く触れ合った気がしました。
その瞬間に
「怖いよ、寂しいよ、
愛して欲しいよ」
て
聞こえた気がしました。
たぶん、彼の本心だったように感じました。
*
あの一瞬を信じてまた、ひたすらオートホイミ作戦。
今度はタバコを吸うか?聞いみて車の外へ出し吸わせる事に成功しました。
「もう大丈夫かもしれない…」
そう思えましたし、
基本的に、
元引きこもり君たちの根本はイイ子。
ことの成り行き・流れを理解し、最終的には観念してくれました。
荷物を一緒にまとめていました。
そしたら病院で飲んでいただろう、その日の夜分の薬が出てきた。
「薬出てきたよ、夜の分だけど取っておく?」
と聞いたら、
「いらない。捨てていいです。」
と言っていたので、
「わかった、飲まないんだね。」
と確認し、薬は私のポケットにしまいました。
*
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精神病院の保護室にいた時、
「僕は粋塾なんか行くよりここの方がいい」
「別にここに居ればいいし」
「帰れーーーーーーーーーーー!!ここにいるから大丈夫なんだーーーー!!!!」
なんて言ってたけど、
やっぱり心中しんどかったんだよね。。。
*
今までどうする事もできず、親に当たり散らすしかできずに
暴力をふるったり暴れて、わかって欲しかったんだよね。
わかってもらえなくて、分かって欲しくて、
味方になって欲しくて、
愛して欲しくて仕方なかったんだよね。
ごめんね、心の奥底の気持ちに気づかなくて。
早く気づいてあげれなくて本当にごめんね。
本当は薬だって飲まなくてイイって事も自分で知ってたんだよね。
薬なんか飲まないと意思表示された後に色んな想いが巡りました。
*
言葉や気持ちが理解されず通じずいるから暴れてしまっては警察を呼ばれたり、精神病院に入れられて飲まされるからあの薬は飲んでいたんだよね。
もっともっと早く、奥底の事情や気持ち察してあげたかった。
もっともっともっと早くに、気づける力をつけておけばよかった。
と、何度も後悔をしたのもあって今回長々と綴ってみました。
*
家庭内暴力にはこんなケースもあります。
本人にことの程度を教える為にも、”こうしたらこうなる”をわからせるためにも警察を呼ぶ事が必要な場合もあります。
ただ、その先はこんな感じなのです…。
※精神病院で働いてた方の話によると、保護室みたいな場所じゃないと何をするかわからないからあのような何もない部屋になってるそうです。
*
暴れるには理由がある。
暴力をふるうには理由がある。
こうでもしないといけない、本当の理由があります。
いつでも、それに気づいておける私でありたいし、
親御さんに伝えていけたらと思うし、
そういったことに気付ける大人を増やしていきたいなぁと思います。
そう思う事はエゴかもしれませんし
偽善者っぽいかもしれませんが、今回の件で
心底から何かをどうにかしなきゃいけないって思いました。
*
うまく表現できませんが…
そのとんでもない出来事の裏側にある、
「苦しい。辛い。寂しい。愛して欲しい。」
に、ぜひ目を向けていきたいなと思います。
向けてもらえたらなって思います。
*
この話を誰かに伝えようとすると
脳裏には、保護室で朦朧としていた患者さんたちや
便器丸出しの布団だけしかない部屋の壁によりかかり項垂れた彼の姿が走馬灯のように走り…
思い出す度に胸が苦しくなります。
*
もう誰にも、
こんな想いをさせたくない。
こんな経験をさせないよう、親御さんと協力しあえたらと思います。
一歩間違うと事件になるのは、こういう愛情不足の理解されない暴れる傾向のある若者かもしれないと思いました。
「苦しい。辛い。寂しい。認めて欲しい。褒めて欲しい。大切にして欲しい。愛して欲しい。」
世の中の犯罪を犯す人は、
もしかしたら心の中でこんな風に泣き叫んでいるのかもしれません。
発達障害の勉強で学んだ大切なこと。
.
「認める。褒める。大切にする。」
これが埋まってないと人は寂しくて、
本来の自分と違う姿になっていってさまうのかもしれません。
*
つたない文章でしたが、最後まで読んでくれた方
ありがとうございました。
引きこもり以外でも、
家庭内暴力でお困りの方もご連絡お待ちしています。
うちのボスは、どっちかというとそっち系(笑)の若者の対応はもっと得意です〇
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●新潟校・熊本校もあります。
●夏以降に岐阜校も開校予定。
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