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「粋塾」公式ブログ

2021.07.07

【卒業生親御さんの声】社会に出てからの挫折を経験して粋塾へ

社会人としてスタートしたが・・・

息子は高校卒業後、ガソリンスタンドに勤め、GW頃から行かなくなりました。その後、新しい仕事に何度も転職しながらも長く続くことはありませんでした。途中、「大手の派遣の仕事に友だちと行くよ!」と言ったときは「これで安心できる!」と思ったのですが・・・
多分、その後の方が、息子の気持ちと私の思いに少しずつ溝ができていたのかもしれません。助言したり、怒ったり、泣いたり、ケンカしたり、心配だからこそ口うるさく言っていたと思います。
会社を辞める理由は、息子なりにはあったようですが、社会人の先輩として常識も教えたかった。ちょっとやんちゃな子なら「こんな家出て行く」と家出するのでしょうが、プチ家出したときは、会社に迷惑をかけるからと探し回りました。
30歳位までに、独り立ちできればと考えていたので、最後の手段として、知人を頼って一人住まいをさせました。お互い干渉されず自由で、アパートの諸費用は2回分(1回目は私の目を盗んでパチンコした)もかかりましたが、引越し前の準備、引越してからの数か月は主婦(夫)の会話などで楽しかったです。

しかし、やはり・・・。会社の先輩(同年位)の一言二言が納得できず、行けなくなりました。知人と一緒にアパートのチェーンを切って、説得しましたが、ダメで結局辞めてしまいました。「バイトでもする」と言った息子の言葉が信じられず『一人暮らしさせるには、何があっても手を出さない』と決めた私は、知人の息子を心配してくれる優しさに負けていました。

決断と覚悟

当然、家賃、携帯の支払いが滞り、私のところに催促がきました。そんな時、今度は知人も頼らず、面倒見のよい親方みたいな人(場所)を探していました。
私は、息子を引きこもりだとは思っていませんが、粋塾を見つけて、ブログなどを読んで『お金を払って他人に預ける』決断をしました。
まず電話で相談したときも「大丈夫ですよ」と寄り添って聞いてくれてると感じました。直接粋塾に見学に行った時は、決してキレイではない寮でしたが、狭いけれども最低限のプライベートは確保されており、会社の寮にもなっているので、いろいろな人と触れ、集団生活もよいのではと思いました。
見学(相談)時に、今までの息子の様子、私の過保護、過干渉をやめたいという気持ちを伝え「どうされますか?」と聞かれた時に私は「今、息子の携帯にかけて繋がっていなければ、粋塾に預けます」と言っていました。
1ヶ月ほど息子と連絡がつかず、死んでいるとは思いませんでしたが、「何か食べてるのだろうか?」とは考えてました。

連れ出しの当日、「説得には何時間もかかることもある」と聞いていたので、おにぎりを持って行きました。案の定、チェーンが掛かっており、チェーンを切ってアパートに入りました。寝ていましたが、炊飯器にご飯があったので、ほっとしたのを覚えています。スタッフの説得には30分ほどで立ち上がったのには、拍子抜けしたのを覚えています。この時の私の気持ちは「きっとここから出るきっかけを息子は待っていたんだ」と直感しました。息子は臆病なのかもしれません。
粋塾に入ってからの生活は、グループラインからの報告とブログに乗る息子とみなさんの生活の様子、何も心配することなく安心してお任せできました。息子は、粋塾に入ってすぐに氷室建設で働きましたが、今回はすぐに辞めることはないだろうと思いました。それは、いろんな人の目があり、気持ちがあり、経験できるから。

粋塾からの逃亡

そんな息子も半年した頃に粋塾を逃げてきました。1週間ほどどこかで過ごしたようですが、最後に私(母)のところに帰って来てくれたときは、びっくりしましたが、嬉しかったです。このとき、初めて電話で塾頭と話をしました。
私は、6か月たっても息子が辞めたいなら・・・と考えてしまっていましたが、塾頭との電話で「どうして粋塾に依頼したか」を思い出しました。ので、このチャンスを生かし、息子の本音をしっかりと聞きたいと考えました。すぐにスタッフの方は迎えに来てくださりましたが、息子の気持ちは固く、家の中で取っ組み合いになり、今でも我が家の壁に、そのときの息子の気持ちが残っています。
でもその数日後、息子の本音を何枚もの便せんに書き留め、グループラインに載せさせてもらいました。息子の気持ちが落ち着いた頃、スタッフが粋塾の友だちを連れて来てくださり、なんだかんだと言いながら、帰っていきました。

それから息子は、普段通り仕事に行けていたようです。粋塾では『自分で考えて行動する(決める)』を主軸にしているので、卒業間近になると慌ただしくなりました。息子の場合は、父親と暮らすか、一人で暮らすか、そのまま氷室建設に残るか、新しい職場を探すか。
私の思いはただひとつ、息子は自分の人生を生きてほしい。
主人は別居中ですが、障がい者です。粋塾からは、なるべく息子とは連絡を取らないでほしいと言われていましたので、基本グループラインでの連絡ですが、主人は自分の将来のことがあるので、息子を少し頼っていましたので、息子は「親だから・・・」という優しさと何とかなるという思いがあったと思います。卒業後は、自分で決めて、主人と暮らしました。氷室建設でバイトとして働きながら、父親の生活もみる。大変だったと思います。

再び逃亡~再スタート

やはり途中で逃げだしてしまいました。
今回は、私の知る息子の行動範囲ではないので、探すことができず、待つことしかできませんでした。
そんなとき、氷室建設の部長および社長(塾頭)と何度も話し「息子が戻るなら、何ヶ月も待つ」と言ってくれた言葉がとても嬉しかったです。そんなことを言ってくれる会社は、普通ありません。
しばらくして、息子は主人の家に戻って来て、すぐに氷室建設の寮(粋塾の寮)に行きました。

物語のように話が長くなりましたが、私が息子を入塾させた理由と息子の思いは違うと思いますが、悩んでいる親子さんが、1年でも離れて悩みを少し他人に預けて元気になれるなら、必要な1年だと思います。そして、お子様の粋塾での成長過程もありますが、わが息子のように、卒業後も力を貸してくださる場所(方)は、あまりないと思います。親としては、この先の息子のことは、ずっと心配です。ですが、粋塾を卒業し、今からが本当の息子の人生です。私が息子から子離れできた気分で、今は遠くから見守っています。

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