ユウキ２２

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日常ブログ

2021.09.11

スタッフの武藤です。

ユウキの続きです。

アメリカから帰って来て、ユウキの卒業式の日取りが決まりました。１１月１０日(日)、あの引っ張り出しの９月９日からちょうど１年２ヶ月。もちろん、ご両親は仕事をやりくりして参加されました。名古屋から近いところに住んでみえますが、それでも、会場までは２時間以上かかると話してみえました。

（後から聞いたことですが、以前の卒業延期のことがあり、前日は、ユウキから電話がないかはらはらしてみえたとのこと）

会場に向かう電車の中でご両親は「この日が来るとは、１年２ヶ月前には想像できなかった」「あのユウキが一人でアメリカへ行くなんて、本当に大きな成長だ」「あのとき、藁をもすがる思いで粋塾に預けてよかった」「自分たちの子を信じてよかった」などと話してみえたそうです。

家にはいないものの、片時もユウキのことを考えないときはなかったと話してみえました。

会場に入り、ユウキのスーツ姿に驚かれました。粋塾に預けてから、１年２ヶ月でユウキに会うのは２回目、顔つき見て、半年前にあったときよりさらに成長していることを実感されました。

卒業式での他の研修生の話やスタッフ、関わってくれた人たちの話を聞いて、ユウキが一人ではないこと、粋塾で充実した日々を過ごしてきたことを改めて感じられました。そして、多くの人がユウキに関わってくれ、ここで会った人たちが、ユウキの１年２ヶ月の貴重な財産になったことを感じられました。

最後の２０ステップでは、ユウキとご両親とも涙を流され、感動して見えました。話をしながら、ユウキが母親のお腹にいるときに流産しかかったことや、保育園や小中学校の入学式のこと、学校へ行きたくないと言って布団にくるまっていたあの日のこと、高校の入学式や卒業式、自分の部屋に引きこもった様子、連れ出されて家を出て行った日のことなど、ユウキとの２１年間を思い出してみえました。

卒業パーティーで、みんなと楽しそうに談笑するユウキ、この１年２ヶ月支えてくれた仲間やスタッフに改めて感謝の思いがこみ上げてきました。あっという間に２時間ほどが過ぎ、卒業パーティーも終わりました。ユウキは、みんなと一緒に行きました。

帰りの電車の中でご両親は、ユウキの成長した姿を見て、改めて１年２か月前のあの日を思い出しながら、感慨にふけってみえました。