【　引きこもりの子を持つお母さん…不注意・多動・衝動が強い特徴ありませんか？②　 】

おはようございます。引きこもりニート不登校アウトロー自立支援施設　“粋塾(イキジュク)”
引きこもりカウンセラー兼スタッフの理沙です^^

　　発達障害シリーズ5日目です。思っているよりも情報が多いため小分けに載せていこうと思います。

子育ては間違っていないということ・特徴が強いかもしれないこと・診断ポイント・注意欠落多動症（注意欠陥多動性障害）の特徴を書いてきましたが、もう１つの大きく分けた分類である自閉症について特徴を書いていきます。

今回は

広汎性発達障害（自閉症スペクトラム障害）の特性
近年では自閉症とアスペルガー障害は区別されなくなったが、以前は高機能自閉症かアスペルガー症候群かと診断を求められることが多かった。高機能自閉症という概念が定義されていなかったのだが、IQ70以外くらいのこどもをさして言うことが多かったそうです。

逆バイバイをしたり、オウム返しをする、物を選ぶときの拘りが強いなど…

①幼少時代までに「社会性の質的障害」出現する　※逆バイバイ
簡単に言えば「相手の立場に立てない」こと。逆バイバイは、相手が自分に向けてバイバイをするときに自分には掌が見えているために逆バイバイをしてしまうのである。1歳の幼児でもバイバイは相手に掌を向けてすることが常であることからすると、その時点で人は、相手から見たら、こちらが見えることを知っているということになる。

②コミュニケーションの質的障害　　※おかえりと言われて、おかえりと言う
オウム返しで質問に返したり、なんでも「うん」「はい」で答えてしまうこと。言葉ではなく相手の手を使って必要なものを教えたり、お尻を押したりして必要な場所に連れて行ったりする。遅延性エコラリア（反響言語）も時に見られるがそれは、単なるオウム返しではなく、前に聞いたテレビのセリフなどを全く別の場面で繰り返すなどである。一見、言葉があるように見えても、言葉の理解が弱いことも多い。

③行動・興味・様式の常同・反復（こだわり）
同じパターンを好み、同じ服装や同じ手順を好んだり、同じ動作を繰り返したりする常同行為などがある。マーク・数字・色などを分かりやすいものを好み、拘りを持ちやすい。

ほかの特徴

・対人認知が弱い
目を合わせた人間があるものに注目を移す時、人は自然と相手が目線を移した同じものに注目するのだが、それが誰も当たり前にできることでありながら、不思議な機能である。広汎性発達障害（自閉症スペクトラム障害）では、この機能に遅れがみられることが多い。

・第3者の立場になって考えることができない
「相手が知りえないことは、自分が知っていても、相手は知らないはず」ということが分からない。これの機能も弱い。

・天然だといわれることが多い
人は通常では複数の情報を統合して一般的な意味を抽出したり、全体的な見通しを立てたりすることができる。同じ読み方をする違う意味の単語でも、ほかの単語との関係を状況や文脈を見て、どういう意味で言ってるか区別することができるものだが、この部分も弱い。

・みんなが泣いてるとき、なんで泣いてるの？と理解できなかったりする

社会性は生まれつきのものではなく、体験によって学習されるのであるが、発達障害があると、体験によって学習しにくいか、そのパニックや行動から体験から遠ざけられる傾向にあり、それが発達の阻害因子になっているとも考えられています。

●不思議なものが見える子・聞こえる子もいる　→　否定されると本当に辛い
●感覚過敏な子　　　　→　イヤホンさせると楽になる

など。

引きこもりの若者に多いのが、幻聴が聞こえるような発言をする子がいます。統合失調症とも言われることもあるので判断が難しいですが、もしかすると広汎性発達障害が理由の場合もありますね。

感覚過敏の子も非常に多いです。また詳しくはつづきを書いていきます。

お子さんの小さいころからの不思議な言動に当てはまることあったりしませんか？

相談電話でも、見学でも、

「そういえば小学校5年くらいから変な言動があった」

と思い出す親御さんがとても多いです。

今現在引きこもりで、何らかのうまくいかないことがある子の場合に幼少期からの言動を思い出すと何か解決策が見つかるかもしれませんね。

ご自身でもネットでも今はいろいろ調べると出てくるので、見てみてくださいね。

わからなかったら専門機関への連絡や、わたしたしのフリーダイヤルの相談電話で聞いてください。1人で悩まないでください。